アーユルヴェーダとは

 

「生命の科学・知識」と訳されるアーユルヴェーダは、古代インド・スリランカで約5000年前から、生活の中に深く浸透し、伝承されてきた世界最古といわれる医学です。 病気の治療だけではなく、病気の予防や健康の維持・増進、若返りなども目的とした健康で幸せに生きる方法、生きるための智恵を教えてくれる、非常に包括的な古代の方々のメッセージです。 また「本来の自分に合わない生活や生き方は、あらゆる病気や不調の原因である」とされ、一人一人の「自分らしさ」「個性」をとても大事に捉えています。

 世界保健機関(WHO)に西洋医学の代替医療として認定され、ドイツを初め、ヨーロッパ・アメリカでは年々注目度が高まっています。

 

 

【アーユルヴェーダの目的】

 

「健康な人の健康を守り、病人の病気を鎮静すること」

アーユルヴェーダは健康な人ほど、先に病院に行きなさい、というくらい、予防医学に力をいれています。病気になってからお金と時間をかけるよりも、健康であることを維持・増進するためにお金や時間を使う方が、人生をより楽しく充実したものに出来ると考えるからです。健康に気をつけていても病気になることはありますが、そのためにも優れた治療法を教えています。

 

 

【思いやりの学問】

 

アーユルヴェーダは思いやりの学問とも呼ばれています。 その昔、病気がなかった時代がありました。しかし、人の心に欲望や執着がうまれると、病気が生まれ始めました。この様子を見ていた聖者や仙人たちがヒマラヤに集まり、どのようにしたらみんなの病気を鎮静したり、健康に出来るかを瞑想したところ、インドラ神という神様が生命の科学「アーユルヴェーダ」の知識を受け継いでいると分かりました。

そこでバラドヴァージャという聖者がインドラ神のところへ行き、アーユルヴェーダの知識を手に入れて、地上にこの知恵を広めました。この聖者たちの思いやりによって、たくさんの人が今も恩恵を受けているということです。

これはただの神話ではなく、私達の体の中にある自然治癒力などの叡智を神とみなし、深い瞑想や洞察によってその叡智にひそむ法則を明らかにしたのだと考えられます。

 

5千年もの時を経て変わることのない教え、インドの伝承医学 AYURVEDA 生命の科学

 

サンスクリット語でAYUS アーユスは生命、寿命を VEDA ヴェーダは科学、あるいは真理を意味し、この二つの言葉から成り立っています。

アーユルヴェーダで言う「生命」とは単に肉体のみではなく、感覚器官、精神や魂を包括したものを意味します。その根幹には「輪廻転生」の思想があり、肉体とは今生、生まれた目的を遂行するために神から授かった借り物であるという考えが基にあります。 

アーユルヴェーダが唱える健康とはただ単に苦悩や病気から解放される状態というだけではなく、物理的妨害を受けることなく、精神的で霊的な幸福な人生を楽しんで送る事です。

体も心も健康であること、それを教えてくれる大切な予防医学です。